春先に一人旅で、島根県旅行二泊三日を決行しました。前日ともだちと大阪で飲む予定もあったため、そちらで一泊していますが、片道賞味10時間以上の超長時間ドライブです(住んでいるのは岐阜県!)これだけの長時間をドライブしたのは大学時代以来で、相当きつかったです。目的はもちろん観光であり、一番のターゲットはいなばのしろうさぎの伝説と日本一巨大なしめ縄で有名な『出雲大社』です。そのほかにもめぼしい場所は事前にチェックし、二日間で行けそうな場所は立ち寄ってきました。
先ずは島根について真っ先に、最高のパワースポットである出雲大社へ。正門からしてかなり大きく圧倒されたのですが、境内にあるたくさんの可愛いうさぎの置物や、由緒ある石碑を鑑賞しながらの散策は、ここまで来られて本当に良かったと実感できるほどでした。メインの巨大しめ縄は、写真でみたときと実際にその場に立ってみたのでは、まったく異なっていました。
写真を撮ったのですが、自分が本当に小さく見えるぐらい、しめ縄の大きさに圧倒されました。最初に寄った拝殿にも同じ形のしめ縄があったため、こんな小さかったんだとがっかりした直後に大きなのを見つけたので、喜びもひとしおでした。そして出雲大社で外していけないのが、境内近くにあるそば処”かねや”の出雲そばです。ぼくは三色そばを注文しましたが、コクのあるめんつゆと三種類の薬味が絶妙で、個人的に今まで食べたそばの中でもベストスリーに入る味でした。
その他にも、すぐ隣にある島根県立出雲歴史博物館にも寄りました。ここでは古代の発掘された服飾品や勾玉の展示があり、歴史好きなぼくにはとても興味深かったです。石見銀山の当時どのように発掘していたかの見学や、日御碕灯台の中に上っててっぺんから見下ろす爽快感など、島根にもたくさんみどころがあるんだなと改めて感心しました。
一人旅ですがワインなども好きなので、ホテルにチェックインする前に、”キララ多岐”とかいう道の駅に立ち寄ってお土産を物色しました。地元産のワインを夜の宅飲み用とお土産用の二セット購入。いちじくが名産というのを知らなかったのですが、いちじくソフトクリームなるものは思ったよりもおいしかったです。もう少しだけ時間に余裕があれば、島根ワイナリーに寄り道して、試飲を堪能したかったのですができませんでした。それだけはワインファンとして本当に心残りです。なにせ遠いのでそう簡単に行けませんから。次回もう一度行く機会があればぜひチャレンジしたいです。こういう時に背中を押してくれる友達がいたら、レンタカーを借りて隣でナビをしてもらいながら色々向かうこともできるのですが、一人旅はたまに不便です。
失敗したなと思うのは、かなり山奥にある立久恵峡温泉にわざわざ行ってみたことです。事前に下調べしたときに、なかなかよさそうな温泉と綺麗な渓谷の写真が載っていたので、これは行っておかなければと思って選んだのですが、実際はかなりがっかりでした。まず渓谷というほど荘厳な雰囲気はなく、小さな橋を渡って20分ぐらい歩けばほぼ見どころは終わってしまう感じです。何か施設があるかというと周りには何もありません。駐車場もよくわからない道端に止める感じで荷物が盗まれないか心配でした。
もう少しこれが売りだというものがないと、多くのお客様は来てくれないのではと心配になりました。事実、日中のいい時間帯なのに、ほとんど人気もなかったです。近くに確かに温泉はあったのですが、街中のスーパー銭湯と大差がなく、これもまた柱となりそうなものが無く感じました。もう少しインスタ映えを期待したのでちょっと残念な思い出でした。
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